義家族がうつ病から救ってくれました


私は結婚による環境の変化でうつ病になりました。
準備期間を含めてあまり記憶がありません。けれど結婚式は忙しないので、誰もがそうだろうと思っていたのです。
けれど精神の変調は新婚旅行中から起こっていました。

海外に行き、大好きな夫と一緒。楽しいはずなのに、倦怠感と眠気でどこに行ってもぼんやりしていました。
夫に話しかけられても気付かない事が多く、不機嫌にさせた事も何回かありました。

日本に帰って来て生活が始まっても、ぼんやり感は抜けません。
そのうち家事ができなくなって一日ソファーで寝転んでいる状態になりました。

そして、その頃から希死念慮が現れ始めました。
窓を開ければ飛び降りたい衝動に駆られ、踏切の音が聞こえてくれば吸い込まれそうになります。
とうとう自殺未遂を起こした事がきっかけで、夫は私を精神病院に入院させました。

私には両親はおらず、夫は朝から夜遅くまで仕事に行かなければならないため見守るのは難しいという判断でした。
入院してからはとにかく出たくて帰りたくて、面会に来てくれる夫や義両親に泣きついていた事を思い出します。
そんな私を救ってくれたのは、たまたま実家に帰って来ていた夫の妹でした。

義妹は夫と両親を叱り、すぐに私を病院から出してくれました。
そしてそのまま実家に連れ帰り、一室を私に用意してくれたのです。

「自殺が心配なら病院に入れなくても家で十分、ここでみんなで見守ればいい」と言い切ってくれたのです。
それからは家族みんなで私を支えてくれました。

病院に入院しているような状態で休ませてくれて、友人達が訪ねて来ても快く迎えてくれました。
夫は実家に気兼ねし、義両親は私が肩身の狭い思いをするのじゃないかと心配してくれていたようでしたが、義妹の一喝で目が覚めたと言ってくれました。
うつ病も軽減し、今では本当の家族のように接しています。

 


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