うつ病の治療にはどんな方法がありますか?


うつ病には大きく分けて、「抗うつ剤・抗うつ薬」により、

正常に分泌されなくなっている、脳内物質に働きかけ正常に近い値に

戻してあげる治療方法と、「カウンセリング」などによるストレスを軽減させ、

うつの原因を見つけたり、うつになりにくくする治療があります。

 

どちらか一報でも「治療」と呼べるかも知れませんが、

両方行うとより効果的です。

 

その他にも「動物セラピー」などと呼ばれる、主に小動物を飼い

自分より弱い存在の世話をする事で、達成感を覚え、同時に動物に触れる事により

リラックスする事ができます。

 

それ以外ですと、「認知療法」と呼ばれる方法もあり、

よく「薬にたよらないうつ病治療法」などとして、大きく宣伝されておりますが、

全ての人に当てはめられる治療法ではないのと、開始時期の見極めが難しいので、

注意した方が良いでしょう。

 

また、それ以外にもうつの原因が会社などではなく、

家族関係(母親の多干渉など)による場合、

ストレスの原因となる人間との関わりを見直す、

「人間関係療法」などもあります。

 

この場合、多くは原因となる人間と距離を置いたりして、

接触を少なくするようにしますが、いきなり理由も無く距離を置くのは難しいので、

一緒にカウンセリングなどを受けた方が良いでしょう。

 

うつ病が良くなって来てからも、家族の関係は続いていくので、

早い段階で理解を得てもらうにこした事はありません。

 

あとは、うつになったばかりの時には難しいかもしれませんが、

毎日規則正しい生活(早寝早起き)をし、社会とのつながりを少しづつ持ち、

うつの改善を図って行く、「社会リズム療法」というものもあります。

 

しかし、社会経験が少ない若い年代の人や、

人付き合いが苦手な人には、かえって逆効果になる場合もありますので、

充分見極めて、取り入れるか考えましょう。

 

「みんなのうつ病治療・克服体験談」では、それ以外にも

「ネット恋愛」や「外に出て人と関わる」などでうつの症状が改善されたという

声もありますが、基本的には最初の「薬の服用」と「カウンセリング」が一般的な

うつ病の治療法になるのではないでしょうか。