16 6月 2014
抗うつ薬の副作用が辛いのですが
「抗うつ剤・抗うつ薬」はたくさんの種類があり、
どの薬が合うか、というのは患者の申告情報や今までの病歴から判断し、
処方しますが、必ずしも1回目で副作用もなく、薬が効くという事は
かなり運が必要となります。
なので、「抗うつ剤・抗うつ薬」を処方されたけど、
「全然よくならない → 副作用が辛くて飲みたく無い → そんな薬を出すあの医者は信用できない」といった
ように思う患者さんも少なく無いと思います。
どんなうつ病の名医であっても、1回目でその人に合った薬を探し出すのは難しいので、
何度も何度も薬が合わず、医者も親身になってくれないような感じでしたら
セカンドオピニオンが必要かもしれませんが、医者に対する感情は薬が効かない事により、
多少歪曲されてしまう事もありますので、可能であれば家族が一緒に診察を受け、
その辺りを見極めるのが良いでしょう。
そして、案外忘れがちなのが、医者に対して本当に細かく自分の病歴や
体質についても申告しているかという点です。
一見、何の関連も無さそうな病歴であっても、
「抗うつ剤・抗うつ薬」で処方される薬の中には、胃薬の成分が含まれていたり、
脳内物質に直接関係の無い薬もあったりしますが、例えば甲状腺付近に何らかの病気を
疑われた事のある人は、その影響で気分が沈んでいる可能性もあり、
いくら「抗うつ剤・抗うつ薬」を飲んでも良くなりません。
しかし、そこで、甲状腺の病気を気にせず単に医者のせいにしてしまうと、
どこの医者にかかっても同じ結果で、どんどん人を信じられなくなったり、
自分の病状の事を深刻に考え過ぎて、うつになるという悪循環になってしまうので
注意が必要です。