認知療法って何ですか?


 

「認知療法」とは、簡単に言うと自分自身の内面、

つまり性格や考え方と向き合い、うつに陥りがちな考え方を改める事です。

言葉でいうと簡単そうに見えますが、通常の人でさえ自分の内面と向き合うというのは

容易な事ではありませんし、「認知療法」の代表的な形として、嫌な事を感じた時に日記のようなものを書き、

「何故そう思ったか」、「そう思った原因(自分の隠された性格)は何か」、「そう思わないようにするにはどうすれば良いのか」など、

マイナス思考になっているうつの状態で、そのような事を考え、自力で脱出するには想像以上に勇気が必要で、同時に精神が疲労します。

ちまたでは、「薬に頼らず、うつを治す!」的なキャッチフレーズで書籍やHPで紹介される事が多い「認知療法」ですが、

当然それが「合う人」と「合わない人」がいて、「合う人」でさえ、それをはじめる時期を間違えてしまうと、

せっかくうつの症状が良くなって来たのに、またうつの状態に戻ってしまうケースも多々あります。

また、1人ではなかなか手を出しづらかったり、続けられない事が多いので

もし家族の誰かが協力してくれるのであれば、定期的にまずは少しずつ試して行き、

くれぐれも無理をしないで、様子を見ながら続けていくのが良いかと思います。