このページでは家族がうつ病になってしまった方の体験談
多く見られる「」、「母親」、「姉妹・兄弟」について
うつ病になる原因について統計を取り、その傾向から治療・克服までの流れ
アドバイスを紹介していきます。

夫がうつ病になったら

ご家族の大黒柱である夫がうつ病になると、
生活の見通し不透明になり、生活に不安が出て来ます。

そこで、一刻も早くうつ病を改善し、
社会復帰をしてもらいたい、という心情は分かりますが、
まず、うつ病になった原因を知りましょう。

夫がうつ病になる原因の多くは、会社にあります。
例えば、会社の業績が悪くなり、日々リストラに対するプレッシャー
抱えていたり、昇進配置換えで今までの職場環境から
慣れない場所で移り、そこで今までのやり方では上手くいかない時、
過剰にストレスを抱えてしまい、うつ病を発症してしまうきっかけが多いようです。

夫の心理として、それまでのキャリアで自信も付き、
弱音などを会社や家族にも吐かない事が美学と思っている人も多く、
一人で溜め込んでしまいがちです。

そして、年齢的にも子供が進学を控え、
まとまったお金なども必要になり、会社を休職する選択肢が無く、
今まで以上に頑張りがちなので、家族、とりわけ妻の方が
微妙な心境の変化態度にも気を配る事で、
うつ病のサインに気付くことができます。

しかし、心配する言葉をかけても
「大丈夫」と言われるだけで、診察を受けたり
ストレスを溜めないような生活を送ろうとしても
限界があります。

そして、もし夫が実際にうつ病と診断されてしまうと、
程度によっては治療期間が長期化する恐れがあり、
もし会社が原因でうつ病になった場合は、
休職や配置替え、または転職も考えなければなりません。

休職や配置替えで済むのであれば、労災などもおりますので、
金銭的負担による生活の不安も低く抑えられますが、
転職を考えざるを得ない状態、またはよほど会社が劣悪な環境である場合は、
例えうつ病が改善したとしても、また悪化する可能性が高いので、
その辺りの見極めをし、しばらくは失業保険などで食いつなぎながら
うつ病の治療を優先する事が大切です。

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母親がうつ病になったら

母親、というよりまずは女性の方がうつ病になりやすいという知識を前提として、
子育てがある程度一段落(大学進学や子供が社会人になった頃)し始めたころ、
母親の年齢も「更年期障害」などを発症する人が増えて来ます。

母親がうつ病になる原因の多くは、近所付き合いなどの「人間関係」から、
母親がもともと持っている持病に起因するものや、「更年期障害」で、
人付き合いや体調が優れず、引きこもりなどになりうつ病を発症する事が多いです。

また、高齢の場合は子供と同居などで、慣れ親しんだ土地から
引越をし、慣れない土地話し相手がおらず、孤立してしまい、
結果引きこもってしまい、うつ病になるケースも多いです。

ただ、いずれの場合も家族の誰かが普段から会話をしていれば、
母親も少しづつ吐き出すことができるので、うつ病予防には効果的です。

しかし、もし母親がうつ病になってしまうと、
父親とは違い、家族の太陽的存在の母親が元気でなくなってしまい、
家族全体がどんよりとして空気に陥りがちです。

その空気を母親は敏感に察し、自己嫌悪に陥り、
悪循環でうつ病の回復が遅れる場合もあります。

母親がうつ病になった際、克服するまでに家族ができる事は、
可能であれば、まずうつ病になった原因を探ることでしょう。

例えば、近所付き合いが原因の場合は、
誰かが代わり近所付き合いをしてあげないと、
その事を考えるだけで、気分が優れず、治療の妨げになります。

そして、その他の持病や病気に起因するものに関しては、
まずは病院心療内科とは限りません)に行き、
症状などを詳しく伝え、治療方針を決めて行く事が大切です。

場合によっては、甲状腺に関連する病気である可能性もありますので、
すぐに病名を判断しようとせず、また母親一人で受診させないようにしましょう。

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姉妹・兄弟のうつ病

姉妹・兄弟がうつ病になる時、それは「恋愛関係」か「進学」、「就職」が、
体験談では多いようです。

男性ではあまり見られませんでしたが、女性の場合、「恋愛関係」で相手の浮気や裏切りなどにより、
精神的ストレスが大きく、軽度のうつ病になり、場合によっては大うつ病に発展する事もあるようです。

また、「進学」に関しては、「大学進学」が最も多く、その理由としては、
単に「学校生活」が原因のものもあれば、上京一人暮らしに伴い、
それまでの環境から一変してしまう事で、その「変化」に対応できず、
自分でも気付かず内に、うつ病まで発展してしまう、というケースが多いようです。

そして、最後の原因として、大学を卒業して就職した後、1〜2年でうつ病を発症するケースです。
前述の進学と同様、それまでの環境とは大きく変わるのはもちろんのこと、
社会人として責任が生まれ、上司からの叱責や、業種によっては残業が多かったり、
休みが少なかったりして、本人は続けたい意志があったとしても
身体が順応できず、ある朝起きれなかったり、急に涙が出て来て
うつ病と診断されてまう事が多いです。

「恋愛関係」の場合は、新しい相手を見つけるなり、
友人などに話しを聞いてもらうしかないのですが、「進学」や「就職」の場合は、
まず、学校の夏休みや冬休みになる時まで我慢できれば
そこで一旦実家に戻り、家族に面倒を見てもらいながら治療に専念するか、
可能であれば、家族の誰かに手伝いに来てもらいながら、治療を行いましょう。

しかし、重度のうつ病の場合は、大学を休学する事も念頭に入れて
医師と治療方針を相談しましょう。

「就職」の場合、まず頭ごなしに会社を責める前に、
本人の口から事情を聞きましょう。

学生時代に一度もアルバイトなどの経験が無い場合、
急にフルタイムで働きはじめ、仕事に対して責任があり、
上司などからプレッシャーを与えられれば、
体調を崩してしまうのは容易に想像ができます。

多くは五月病などと言われるような
だるい感じ無気力感が出て来ますが、
それだけでうつ病と決めつけず、
本人が仕事を続けたい意志があるのであれば、
その状態を克服できるよう、家族がサポートしてあげる事が大事です。

親から見れば心配かもしれませんが、
よく話し合わずに仕事を辞めさせてしまうと、
本人は社会人として、これからも1人で生きて行ける自信を無くし、
うつ病克服までの時間が長引いたり、働こうという意識も無くしてしまいますので、
決めつけるような言い方ではなく、優しく話しかけたり、結論を急かさず
ゆっくりと話しをしましょう。

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家族がうつ病になってしまった際の接し方

いくら家族と言えど、うつ病患者に何でも言って言い訳ではありません。
家族という一番身近な存在だからこそ、否定せずうつ病への理解を示してあげる事が重要です。

特に、「家族」が原因でうつ病になってしまう、または症状が悪化してしまうというケースも多いので、
うつ病患者へどう接したらいいかを、下記の体験談を参考にしてみるのもいいかもしれません。

>> うつ病患者への接し方に関する体験談を見る