うつ病を放置すると、重症化し回復までより多くの時間を費やす事になりますので、
早期発見&早期治療に努めましょう。

うつ病の症状にある、パニックにも似た症状だったり、
突然泣き出したりするくらいの状態になれば、
本人や周りの人間も気付く事ができますが、
自覚症状として気付きにくいですが、
首肩こりや勤務中の些細なミスの増加などもうつ病の前兆(サイン)です。

「ストレス」の感じ方はひとそれぞれ異なる

うつ病はストレスが溜まって、精神がそれに耐えきれなくなった場合に
発症しますが、 「何にストレスを感じる」かは人それぞれ違いますので、

例えば、上司が自分が昔教わった、根性論のようなものを部下に教えた際、
上司はその「ストレス」を乗り越える事ができたのかもしれませんが、
その「ストレス」を乗り越えられない人もいるという事です。

本人は「ストレス」を与えているつもりはなく、
ただの教育のつもりでも、それによりミスが多くなったり、
極度の緊張状態が見て分かるような時は、
少し控えた方が良いかもしれません。

「自分は大丈夫」と思ってる人も危ない

また、「自分が強い人間」だと疑っていない人も、
注意が必要です。

例えば、学生時代など部活などで
体力に自身があり、連日連夜の残業も気合いで乗り切る事が
美徳と感じていたり、栄養ドリンクなどでごまかしながら
日々を過ごしている方も、1週間の内に1〜2日は休息期間を設けないと、
少しずつストレスが蓄積されていき、だましだましで乗り越えられて来た20代を過ぎ、
より責任のある仕事を任されたり、体力的に少し衰えが出て来る30代〜40代に
ストレスが溢れ出て来てしまう事もよくあるのです。

うつ病には「早期発見早期治療」が大切

うつ病は一度なると、治療に専念して回復するまでに早くとも半年はかかります。
これはうつ病の症状(サイン)を見逃さない事が前提で、

もしストレスを感じる事が慢性化して来ると、うつ病になってから
抗うつ剤の効き目が少なかったり、十分な休息期間を設けても
回復までの期間が遅れてしまう原因となります。

うつ病を放置すると別の病気に進展する可能性も

病院に行けば、うつ病と診断されるような状態であっても、
生活の為、仕事を休職する事ができない場合で、
だましだましで治療せず、放っておくと「パニック障害」を始めとする
不安障害や気分障害の他に、「双極性障害」を引き起こす可能性も出て来ます。

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「双極性障害」はうつ病の「うつ」の部分と、その逆の心理状態である
「ハイ」な状態を併せ持つ、特殊な病気で、通常の抗うつ剤などは服用できない為、
より治療方針に気を配る必要があり、また社会復帰までの期間がかかってしまいますので、
自分を含め、職場や友人や家族など、少しでも「いつもと違う」と感じたら
しばらく様子を見て、診察を勧めてみるのもよいでしょう。