母のうつ病を治すため、1か月ほど離れて暮らしました


私や姉がまだ小学生のころ、母がうつ病になりました。母は30代後半の出来事でした。きっかけはささいな事で、彼女が大好きなバドミントンをしているときに膝を痛めてしまい、しばらくの間バドミントンができなくなりました。

毎日のようにバドミントンをしていた彼女にとっては、動けないことはなによりの苦痛で、だんだんと気持ちが沈むようになり、うつ病を発症しました。膝は治ってバドミントンができるような身体になっても、母の心の病気はなかなか治らず、長い間バドミントンをすることができませんでした。

うつ病の症状が重いときは家事もできなくなり、いつも泣いてばかりいた母に私や姉は戸惑うばかりで、「お母さんどうしたんだろう」と思うだけでした。

そんな母はすべてのことから逃げ出したくなったのか、急に「もうここにはいたくないから、しばらくの間実家に帰らせてほしい」と私たち言いました。

もちろん最初は反対しましたし、うつ病になったとはいえ、私たちと一緒にいたくないのかと思うと悲しい気持ちでいっぱいでした。
しかし、母の心の病を治すためには、日常からすこし離れて休憩したほうがいいと考え、1か月ほど離れて暮らしました。

その間に母は自分と向き合い、気持ちを取り戻すことができ、少しずつ快方に向かっていきました。
半年ほどという短い期間でしたが母にとっても私達にとっても忘れなれない出来事の1つです。


Warning: Use of undefined constant rand - assumed 'rand' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/wysiwyg-d/www/utsu/wp/wp-content/themes/ribbon/single.php on line 107

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)