学校生活の苦悩、増え続ける教師のうつ病

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私の母は、うつ病を発症し教師生活に終止符を打ちました。

９年前、母がうつ病になりました。当時４９歳、小学校３年生の担任をしていた時です。
原因は、「教師いじめ」。
生徒が先生を苛めるのです。

実は私が小学校６年生の時のクラスでも、教師いじめが行われていました。
学級崩壊は当たり前、先生を縄跳びで縛ったり、給食にはチョークの粉を入れたり…先生は知っていながらも、食べていた記憶があります。

親の会議は幾度となく行われ、それでもいじめをしている生徒の親たちもまた、先生に原因がある！といじめを正当化させていたようです。
教師であった母は、その会議で先生を庇ってあげられることもできず、辛い思いをしていたようです。

これが、数年後には自分の身に起きてしまいました。
今までも毎年、クラスに数人は頭を悩ませる生徒、よく抗議の電話をしてくる親はいましたから抱えているストレスと合わさって、
一気に症状が加速したのかもしれません。

うつになった母は、学校に行くのを辞め、治療に専念しました。

それから１年後正式に仕事を辞めた母は、父の支えを受けながら少しずつ回復に向かっていきました。

９年たった現在、薬に頼ることもなく元気に回復しています。
今までの苦悩を取り戻すかのように、趣味のフラダンスやカラオケなど気の合うお友達を見つけて、
毎日を楽しんでいるようです。

薬はもちろんですが、必ず家族の支えが必要です。
家計の負担を一気に引き受け、当時の母の支離滅裂な話や危険な行動に目を光らせ、大きな包容力で母を見守ってくれた父に
感謝しています。