31 5月 2014
双極性障害の私ですが、「私を肯定することで前へ進める」という事に気付けた
私は長い間、自分が双極Ⅱ型であることを知りませんでした。
10代の思春期の時に最初の診断を受けましたが、そのときの担当医はあまり話も聞いてくれず、
「軽いうつ」ということで流されてしまいました。当然処方される薬も弱いものです。
それから15年ほどの長い期間、非常に苦しみました。
あくまでも軽いうつであるのにどうしてこうも生きるのが難しく、
希死念慮からも逃れられないのかと。
そして躁状態のときは信じられないほどのハイテンションで、
何もかもが楽しく行動的になり、その結果人を傷つけ振り回し、
数人の友人を失ったこともあります。
今でも想像してしまうことがあります。
離れていった友人たちに向かって、
私は双極性障害でありあのときは本当の私ではなかったんだと
言い訳している自分の姿を。
しかしそれが実現することはありませんし、
言い訳して取り戻せるものでもありません。
友人を想い何ヶ月も泣いて暮らしてボロボロになったこともありましたが、
どれもこれも自分の一部だし仕方がなかったんだと思えるようになってきました。
私は私を肯定することで前へ進めるのだと気付いたのです。
現在は投薬によってひどい躁状態に陥らなくなりました。
それでも生じる気持ちの上下に気付き、
冷静に考えられることも出来るようになってきました。
例えば躁のときは、「人と対する場合は落ち着かないといけない。
言葉を発する前に一旦考える」など。
うつの場合は「今はつらいけれど絶対楽になるときが来る」と
何度も自分に言い聞かせています。
こうすることによって周囲に迷惑をかけることも減り、
また自傷行為にも走らなくなりました。
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