うつ病になって見えてきたもの


転職したことや引越したこと、恋人との別れ、祖母の死などが重なったうえ、転職先での人間関係に失敗したことが原因でうつ病になりました。

結局、再就職した仕事を辞め、毎日深夜に寝付いてから昼ごろに起き、皆が仕事で出払った家でぼんやりとしいている間に一日が終わるという毎日を
送っていました。

あれだけ好きだった趣味の読書も、読みたいという気持ちがわいてこなくて、今思い返すと治療1年目の記憶はすっぽりと抜け落ちたように覚えていません。それだけ何もする気力がわいてこなかったということなのでしょうが、両親は今まで通り私に接してくれたので、それだけはありがたいなと毎日思っていました。

うつ病になって2年目で、少しづつ何かをやらなきゃという気力が沸いてきて、ようやく家の掃除・洗濯・食事などを母の代わりにこなすくらいには回復
しました。この気力が出てくるまでは、まるで井戸の中にいるような気持ちでしたが、気力が出てきたことによって少しだけ家族に対する罪悪感が薄らい
でいき、そして3年目には、再就職をするために資格の勉強をし、無事再就職をすることができました。

私がうつ病になって気づいたことは、うつ病になる前の自分を追い求めないこと、うつになった自分を受け入れ無理をしないということです。
うつの時はもう治らないような、不安な気持ちでいっぱいでしたが、うつは必ず治る病気。治ったあとには再発をしないために、気長に治療を
行い、治った後も、以前うつになった状態をまた作り出さないことも大切だと思っています。


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