23 2月 2014
うつ病患者を支える家族は適当が大切
アクティブで社交的だった主人が、30代でまさかのうつ病を発症してしまいました。
今ではうつ病は、TV番組や紙面でも取り上げられるくらい認知度の高い病気ですから、私もうつ病がどんな病気なのかという事は、それなりに知識がありました。
ですが、まさか自分の主人がうつ病になるとは夢にも思っていませんでした。
主人は、激務により肉体的にも精神的にも追い詰められ、日を追う毎に主人から笑顔がなくなっていきました。
初めはただ疲れているだけだと思っていたのですが、段々と表情がなくなり、ついには布団から起き上がれなくなってしまいました。
表情がなくなってきた頃から、もしかしてうつ病ではないかと、心療内科への受診をすすめたのですが、本人はどうしても病気だと認めたくなかったようで、ついにこのような状態にまでなってしまったのです。
それから主人も観念をし病院でうつ病と診断され、会社を休職しました。
抗うつ剤と睡眠薬を用いて生活をしています。
うつ病を治すには、絶対に家族の支えが必要です。
そして支えるためには、患者の家族が抱えている愚痴やストレスを吐き出せる場も絶対に必要なのです。
私の場合は、同じような患者の家族と交流を持つことで気持ちが救われました。
そうやって息抜きをしながら、適当に主人を支えたいと思っています。
適当というと、感じが悪いかもしれませんが、ようは常に全力投球する必要はないという事です。
うつは長い目で見なければならない病ですから、こうした適当さが家族にとって大切だと感じています。
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