母の『境界性人格障害』を最初に疑ったのは妹でした


『境界性人格障害』と最初に疑ったのは妹でした。心理学を学び、発達障害の関係の仕事のアシスタントをしていたためにあるとき客観的に母を見て気づいたというのです。病院に連れてこうとしましたが、病院と聞くだけで半狂乱になり、『子供のあんたが、親を精神病院に送る紅毛というのか!!』と暴れるため、何度もチャレンジしましたが、まだ正式な診断は下っておりません。

もともと、父親が出張が多く、勤務も不規則で午前様は日常茶飯事、アル意味母子家庭のような状態でした。家庭の中の大人は母だけということです。そのために、子どもの頃、よくご近所ともめる、突然怒り出す、怒り出したら最後収まるまで何もしないでじっとごめんなさいの態度を示してやり過ごすなど子供なりに家庭での生き抜き方を身につけていました。

大人になると、その分母との対立は激しくなりそのたびにかなりの損害を出すようにもなりましたので、とりあえずご近所や他人様のご迷惑にならないなければ好きにさせておくことにしました。

好きにさせて、自分の思い通りになればさほど『激高』し、人を罵倒したり、あることないこと言い出すことは減りますが、今度は、家族の方が精神的にダウン寸前まで追い込まれる結果となり、いち早く危険を感じた妹は家を出ていき、定年退職した父と私がその矢面に立つことになりました。

父は、ほとんど家にいなかったひとなので最初は母の行動を受け入れられずにいましたが、それが母には許せなかったようで次第に手を振り上げて父を罵倒、あるいは直接暴力に訴えるような行動をするようになり、そのためになるべく本人の自由にさせ、接触を持たないようにすることにしたようですが、それでも同じ屋根の下にいるとどうしても避けられない事態も発生してきます。

何でも自分の思う通りにならないと大声でわめき散らし、自分の思うとおりになるまで過去の父や私の失態を並べ立てたり、人が大事にしているものを廃棄したり、いきなり大量の荷物を不要だからといって私の部屋に勝手に持ち込み、しばらくすると『何で、こんなにものをため込んでいるの?』と平気でいう始末。

最近分かったのは、とりあえず他人様に迷惑をかけない範囲での行動なら容認し、自室で何をしようが文句をつけない、なるべく母の好きにさせるとしたところ、少しは『激高』し不可解な態度の回数は減少したようにも思います。

ただ、この方法は、周りの人間の方が疲弊してしまうためにどうこのストレスを発散させていくのかが現在の課題です。

幸い我が家はある程度の部屋数があるため、共同スペースとプライベートスペースに分け生活するという方法をとっています。
いずれは、専門医に見せる必要はありますが、今はとりあえず現状をキープしご近所のクレームが出始めたらその時に医療的措置を考えています。


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