16 1月 2014
母がうつ病を克服するために、明るい雰囲気を作り出すように心掛けました
私が中学に入学と同時に母は癌との闘病が始まりました。
最初はすぐに完治すると思っていたのですが、
結局2年もかかってしまい、退院後も寝たり起きたりの毎日が続いていたのです。
そんな事もあり母はうつ病を併発してしまったのですが、
以前の母は朝から家の中をバタバタと動き回るほど働き者だっただけに、
一気に家の中の太陽が沈んでいく感じでした。
ただ目をじっと開けているだけの母を見るのは、本当に辛いものだったのですが、
うつ病は頑張れという言葉をかけるのが、一番いけないと医師からも忠告されていたので、
おはようやおやすみ、そして私達兄弟が今日あった出来事などを
母が疲れない程度に話していました。
一番大変だったのは父だったので、出来るだけ自分の事は自分で行うようにした事や
母がストレスを感じないように、家族は喧嘩をする事も止め少しでも太陽が昇りやすくさせ、
母がうつ病を克服するために明るい雰囲気を作り出すように心掛けました。
すると徐々に母も会話に加わるようになった事がきっかけで、
次第に身体も動くようになったのですが、
母にはとにかくこの家に居てくれるだけで良いから何もしないでねと言って、
家事のすべてを家族で分担して行いました。
その後うつ病からは解放され、
また家の中に太陽が昇ってくれたかのように明るく
なったので、信じて黙って待つ事も必要だと感じました。
ありきたりな言葉ですが、
母を通して、「明けない夜は無い」という言葉を
より実感したうつ病体験談です。
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