上昇志向が強く勝ち負けとか数字にこだわる人間でした。


私はいわゆるよい大学を出て、安定した職場につきました。
若かったこともあり、上昇志向は大変なものがありました。

出世、結婚、皆に認められたい、という思いで一杯でした。
そのわりには人付き合いが悪く、まったく自分のことしか考えない
独善的な人間でした。

その結果、自然と周囲との軋轢は深まり、
直属の上司である古参の係長には、
やたら上昇志向の強い奴が許せないと相当嫌われました

仕事さえできればいい、周りなんて関係ないと思い、がんばりすぎました。
そいうところも若かったんだと思います。

やたら勝ち負けとか数字にこだわる人間でした。
今、振り返ると当時は相当きつかったと思います。

周りはすべて敵だという、どこかで信頼してない気分で仕事をしていました。
結局、孤立と不安から鬱になり、休職することになりました。

ひとついいたいのは独善的でありながら、
会社に過剰に適応するという矛盾を抱えていたのは確かです。

目の前で自分が描いていた将来が、ガラガラと崩れていく。
そういうのを肌で感じました。

上昇志向がそうとう強かったのです。
休職中は実家で療養することになりました。

当時は会社の寮から職場に通っていたのですが、
実家が地方にあることもあって、実家で療養することになりました。

実家には両親と祖母がいました。
昼間は将来の不安から動くことができず、夜は酒を飲み、
家族に愚痴をいうという最低の生活をしていました。

そんな折に祖母に言われた言葉が今でも心に残っています。
なるようにしかならん」こう言われたときはっとしました。

将来なんて約束されたものではないんだと。
少し荷がおりたような気分がしました。
その言葉が今でも心に残っています。


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