自分が鬱であるという自覚


私は、学生時代にうつ病であると診断されました。
もともと、社交的であり、前向きであると思っていた私が、まさかうつ病になるだなんて思ってもいませんでした。
当時、大学の成績も概ね良好で、友人関係も悪くありませんでした。そんな私が唯一、憂鬱に感じていたのはアルバイト先の人間関係でした。そこのアルバイトは、長く勤めていたのである程度の仕事内容ならば滞りなく行えることが出来たのですが、従業員の数が少なく、一人が行う仕事量が非常に多くなってしまっていました。そして、段々とシフトが増え、学校の行事、友人との約束などが疎かになるほどにバイトに明け暮れなくてはならない状態になってしまいました。
店長さんはとても人の好い方だったので、無理強いするような言い方はしませんでしたが、あまり断ることが苦手な私は「大丈夫です」と言わざるを得ませんでした。
そして、気が付くと私はうつ病になってしまっていました。
両親に相談したこともありましたが、うつ病に関する理解は低く、私の精神が弱いせいだ、と言われ、それきり相談することもできなくなってしまいました。

そんな私に手を差し伸べてくれたのが、友人のKさんでした。Kさんが身内にうつ病と診断された弟をもっており、うつ病に関してはとても理解があり、いつも私を気にかけてくれるようになりました。それから、自分は一人ではない、無理をしなくてもいいんだ、と自分自身を認めることが出来るようになり、少しずつですが症状も穏やかなものになっていきました。

今も完治はしていないものの、日々を楽しく、希望に満ち溢れながら生きています。


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