「もっとゆっくり休んだらいいよ。気が向いたら旅行にでも行こうか。」

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私は25歳の頃うつ病になりました。
まさか自分が・・・はじめは絶対に認めたくなかったけど、
毎日が憂鬱で人と会いたくない、少しのことで悲しくなる、突然涙があふれる・・・

仕事の通勤中もどうしても行きたくない気持ちになり、
会社へ休みますと電話をすることもたびたびありました。

そんな自分に嫌気がさし、私はなにやってるんだろう・・・
ダメな人間だとまた落ち込む。

とうとう仕事へも行けなくなり、家に引きこもるようになってしまいました。

毎日だらだらと、１日のほとんどを寝て過ごす毎日・・・
なんのために生きているんだろうとすら感じるようになってしまいました。

でも、ある時家族が「もっとゆっくり休んだらいいよ。気が向いたら旅行にでも行こうか。」と、
とっても優しい声で言ってくれました。

何をやってるんだろうと呆れられていると思ってたのに、すごく驚いたし、嬉しかったです。
あのときの場面、優しい声は10年経った今でも忘れることはできません。

そんな家族の支えがあり、私は少しずつ前へ進めるようになりました。

まずは仕事を探すようになり、家族以外の人と会う恐怖も少しずつ消えていき、
１年後には恋愛までできるようになったのです。

うつ病になったとき、怠けているだの、頑張れだのは言っちゃいけないんだなって改めて思いました。
今患っている病気をきちんと受け止めて、がんばらない事が大事なんだと思います。

そして何よりも薬になるのが、愛情！これ絶対です。

私の場合は家族だったけれども、恋人でもいいと思います。
自分が愛されてるんだなぁと感じることが一番の薬なんです。