20 1月 2014
時間がうつ病を解決してくれることを待つしかない
うつになったのは四十代になってからだ。
うつになると、もう何もしたくなくなる。
風呂に入ることも、食べることも、布団から出ることさえも苦痛になる。
音楽なども聴けないし、テレビなども見る気がしない。
身だしなみなどは気にならなくなってしまうので、
外出することもままならない。
日が沈んだ夜や曇りや雨の日は、
ほとんど動けなくなってしまう。
頭の中では「これではダメだ」と
自己否定の気持ちが湧いてくるのだが、何もできない。
だからといって、眠ることもできない。
眠りについてもごく浅いもので、ほとんどがグルグルと悩みながら
布団の中で横になっているだけになる。
睡眠薬を使って強制的に眠るしかなくなる。
だんだん耐性がついて眠りにくくなると、睡眠薬の量も増える。
そんな日々が続くと、「自分はダメな人間だ」「いなくなった方がいい」
「早く死んでしまいたい」などといった強迫的な考えばかりが
渦巻くようになってくる。
飲むとぼーっとするが、医者からもらった薬でしのいで、
うつ病でも「いまこの瞬間は生きている」ことをかみしめて、
考え方をリセットするように努めるしかない。
時間がうつ病を解決してくれることを待つしかない。
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