うつ病を自覚し自分で前を向いていけるようになるまで


私がうつ病になったのは20代の後半でした。
婚約破棄が原因でしたが、拒食症にも陥り体重が35kgまで減少しました。

体は日に日に痩せ細っていくので家族には大変心配されましたが、
拒食症以上に治癒が困難だったのはうつ病のほうでした。

それはうつ病が目に見えない心の病だからです。

目に見える症状ならば周囲の人たちもどうにかしがいがあるのでしょうが、
表に出ない症状だからこそ自分でも気がつかないうちに
どんどん深刻化していったのだと思います。

結局やせ細って仕事もできなくなり、
最終的には睡眠薬を過剰に飲んだことで意識がなくなり病院に搬送されました。

過って飲んでしまったのか、それとも故意に飲んだのか今でもわかりません。
うつ病の診断をされ強制入院となった私は、その後精神科の病棟で3週間過ごしました。

そこで出会った精神科の患者さんたちに
「あなたの病気は一過性のものでしょう、いつかはここから出られるのだから良いね」と言われました。

そう、確かに私は辛い思いをしてそのせいでうつ病になった、
けれども世の中には克服したくてもできない心の病の人もいるんだと気付かされました。

うつ病も状態によっては長く患う人もいます。

けれども、私の場合は自分の陥った状況に甘えている部分もあったなと感じたのです。
その気付きが私を徐々に前向きにさせてくれたのだと今となっては思います。

それまで家族やたくさんの友人たちから励ましの言葉をもらってきましたが、
どん底の時に同じようにどん底の人から言われた言葉が一番胸に刺さったこと、
一生忘れられません。


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