うつ病になって初めて、 人に頼ったり頼られたりすることの大事さを知りました


うつ病って真面目な人が悩んでしまってかかるイメージがありますが、
私がそのタイプでした。

20代でうつ病になる前は
困ったことがあっても人に頼ろうなんて考えもせず、
全部自分で解決するのがかっこいい生き方だと思っていたんですよね。

育った家庭が割と厳格な考えだったので
「人に迷惑をかけてはいけない」と教えられたせいもあり、
「頼ることも人にとっては迷惑なんだ」という思い込みもありました。

でも全部自分一人でやるには限界があります。

無理なのに全部一人で引き受け、
悩みを人に相談するのも迷惑かけるから言えずにいたら、
自分が壊れてしまいました。

そしてうつ病の診断がつきました。

「なんで自分が」と思いつつも「こんな考え方じゃ回らないよなあ」と
納得する部分もあったんです。

病気になったので薬を飲みながらぼんやり過ごして療養する日々は、
時間もたっぷりあって色々と考える時間もありました。

「うつになるほど悩まず、もっと人に頼ればよかったのではないか」と思い、
苦手ではありましたが家族や友人に頼み事をする練習を始めました。

恐る恐る頼んでみると「いいよ!任せといて」と、
結構みんな気軽に引き受けてくれたんです。

中には頼み事が嬉しいと言ってくれる人もいました。

私が恐れていたほど周りの人は私のことを迷惑だと思ってなくて、
みんなのやさしさが心にしみました。

やさしくされると、今度は自分がその人のために頑張ろうと思えます。

多分私はうつ病になる前は仕事はやるけど冷たい性格で、
人間っぽくなかったんじゃないかと思います。

うつ病になって初めて、
人に頼ったり頼られたりすることの大事さを知りました。


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