うつ病の改善の為に、首筋から頭にかけてのマッサージを繰り返して行いました

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数年前に、文字を読む事が大好きな夫が、
急に、単行本も読む気力が無いと言い出し、
ついに、朝の食事には欠かせなかった新聞を隅々まで読む事もしなくなり、
理由を聞くと、新聞の文字が、ななめ読み位にしかできないというのです。

異変に気付いた私の薦めで、夫は病院に行き、うつ病の診断を受けました。

当初、投薬と医師との会話による通院をしたのですが、急激に改善は見られず、
子供に対する説教も延々とするという、物静かな夫には、
信じがたい行動や言動がみられました。

私と医師との相談の結果、仕事の責任者としての
ストレスから来ているようだという事で、我が家の中を極力、
明るく活気あふれる雰囲気作りに努めました。

夫の就寝前には、うつ病の改善の為に、夫の好きな歌を鼻歌交じりに、
首筋から頭にかけてのマッサージを繰り返して行いました。

首のマッサージ法は、肩もみをする時に触れる肩の部分から、
頭に向かって、ゆっくりと優しくなでるような感じでして、
それに体がついていくようになると、ツボの部分をそっと押して、
夫が楽だという位のちから加減で頭の上まで１０分ほど繰り返しました。

楽しい話題や、歌は、夫には効果があったようですが、
うつには色々な症状の違いがあるので、兎に角、
当事者の気持ちに合わせる事が必要だと感じます。

夫の精神的落ち着きを取り戻した時はほっとしましたが、
病院からの薬は、完治後の一週間位は続けて、徐々に飲む事をやめておりました。

うつ病になった者は勿論大変ですが、それを病と捉え、
何を本人が申しても、気持ちを冷静にして、
受け答えする家族も大変だと実感しています。

病の間は、その家族は苦しくても、
うつ病完治の為には、女優であり、俳優になる事をお勧め致します。