病院では丁寧に問診を受けました


うつ」は本当に辛い病気だと思います。
私も過去数年間苦しんだ経験があります。

あまり知識が無かったので、最初は過労による疲れかと思っていました。

仕事は多忙で不規則な状態が日常化していることに加え、
会社、特に直属の上司によるパワハラまがいの言動が堪えました。
当時は業績が芳しくなく、常にリストラのプレッシャーをかけられていました。

その後、半年以上経ってから症状がさらに悪化し、
頭がグルグルと回転し、いつも乗り物酔いになっている状態でした。

かなり無理をして仕事をしていましたが、
ミス失念(やるべきことをわすれてしまう)が増えてきていました。
この時は市販の頭痛薬を飲んでしました。

会社の上司や同僚、取引先の方は「彼は少しおかしいのでは?」と
気が付いていたと思います。

ただ、小さな会社だったので、
社員の労務管理とか安全配慮義務というようなコンプライアンス遵守の精神はなく、
私を休ませるようなことはしませんでした。

ただ今から思い返すと、重要な仕事から外されていたと思います。

自分自身でも「おかしいな」と感じ、
ネットで口コミ評判の良い心療内科を探して受診しました。

私の場合には1人で病院に行きましたが、
こういう場合には出来るだけご家族の方が同席したほうがいいと思います。

病院では丁寧に問診を受けました。
聞かれることはごく一般的な質問です。

・今の自分に自信がありますか?
・悩んでいることはなんですか?
・食欲はありますか?
・睡眠は取れていますか?
・休日はどのように過ごしていますか?
・趣味を楽しんでいますか?(趣味に興味がなくなっていませんか?)

医師からは抑うつ症状がでているので、
薬を服用して少し休んだほうがいいとアドバイスを受けましたが、
その時の私は「休んだらクビにされるかもしれない」と思い無理して働きました。

この判断が大きな誤りでした。

それから3年間は一度も服用を止めることなく、以前と同じ働き方をして、
ガムシャラになって働きました。

そして、ある日突然、力尽きて倒れてしまいました。

私の場合、妻が異変に気が付いたので、すぐに病院に行きました。

この時は入院することになったので、
診断書も書いて頂き、ようやく休職することが出来ました。

が、休職してからも、上司からは事あるごとに電話が入りました。
「休むことができない」これが辛かったです。

私のように無理して働いても、得することは少ないと思います。
命あって、健康あっての人生です。

本来、会社側にとっても従業員が能力を発揮できないことは、マイナスのはずです。

私のように会社側の長時間労働やパワハラが原因で病気になったのであれば、
すぐに自分から辞めるなんて言わないでください。

会社側の配慮がない場合やいやがらせをするならば、
弁護士労働基準監督署に相談してもいいと思います。

ただ、こういった交渉はご家族の方が出来る限り窓口になったほうがいいと思います。
どうしても本人が電話しなければいけない場合でも、同席して話を聞いてあげてください。

どうか自分自身を大切にしてください。


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