うつ病を理解してくれない時は、考え方を変えてみる


”病は気から”なんてよく耳にしますが、本当にそうなのだろうかと疑ってしまいます。
そのような言葉を発する人は、今まで精神的に追い詰められた事がないか、または非常にメンタル面が強くなんでもポジティブに考えられる人なのではないかと思っています。

私は今、うつ病を患っているのですが、たまに体が動かなくなってしまいます。体が鉛のように重く、椅子に座っているのもしんどい状態です。
急に涙が出てくる時もあります。悲しくなくとも、なぜだか涙が出てくるのです。無表情のまま延々と涙を流し続けた事が何度かあります。

しかし、このような状態を知っていても、うつ病を含め精神的なものに理解のない人は「考えすぎ」だの「そう思うからそうなる」だのと言い放ちます。現に体に異常が出ているのですから、考え過ぎだのという事はないと思います。ですが、理解のない人には言い訳をしてとことん怠けているようにしか見えないのです。

これがもしインフルエンザだったならば、甲斐甲斐しく世話をしてくれるのですが、うつ病のような精神病ともなると態度がまるっきり変わってきます。どうして他人は精神的なものから来る病に理解がないのか。それを数年考え続けた結果、なんとなく自分なりの答えが出せたような気がします。

私は幽霊や宇宙人を信じていないのですが、信じている人がいくら説明してくれても、やはり目に見えないのですから信じられるわけがありません。そういった類の写真を見せつけられても、やはり胡散臭くて信じられないのです。自分の目で見た事であれば信じる事もできるのですが、他人の体験談や写真では信憑性がありません。

このように、他の事に置き換えてみるとなぜ他人はうつ病を理解しようとしないのか、理解してくれないのか、答えが見いだせたような気がします。
これまでは理解してくれない人に対して憤りを感じる事も多かったのですが、他の事に置き換えて考えてみると相手の考えを理解し、納得する事ができました。

幽霊や宇宙人と精神的なものを比べるのはどうかと思いましたが、わかりやすく例えられるものがこれしか出てきませんでした・・・(笑)

自分の理解できないものに対して「なぜそうなのか」と考えてみると、苦しさを理解されなかった時の悲しさが少し軽減されるのではないかと思います。

目に見えなくたって苦しいのですから、うつ病を理解されなくたって休んでいればいいのです。理解されない人にはしつこいくらいに、うつ病について説明してあげるか、身近にあるものに例えてわかりやすく説明してあげると納得してもらえるかもしれません。

それでもだめならば、その人に頼るのを諦め、理解してほしいなどと考えなければいいのです。先程の例のように、「自分にも理解できない事はある。あの人も同じなんだ。」と考えてみてください。考え方次第でだいぶ変わります。

相手を変えられないのならば、自分が変わるしかないのです。
なかなか大変ですし、憤りを感じることも度々ありますが、それはお互い様で理解できないことは誰にでもあるものなのです。

 


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