二股をかけられてることを知りうつ病に


私が20代半ばの頃の話です。

地味なOLだった私は、仕事仕事の毎日を送っていた時
気分転換に良くライブハウスに足を運んでいました。

そこで、彼と知り合いました。
彼はギタリストで、そのライブハウスでよく演奏している人でした。
何度か顔を合わせているうちにお互い惹かれあって
交際が始まりました。

当然デート代は私もち。
ホテル代からコインパーキング代、食事代から彼の衣装代まで出してしまっていました。

今思えば彼に依存していたんだと思います。
でも当時は好きで好きで仕方なかったので
疑問は感じていても目を背けてしまっていました。

そんなある日、彼の音楽仲間が
酔った勢いで彼としていたメールを誤送信してきました。
「あの女は金づる、あんな地味女とヤッてやって俺って偉いよ」
「**にばれない様にアリバイ頼む(笑)」
と彼が書いていました。

**という本命の彼女(美人だそうです)がいて
私はお金目当てで交際してあげているということでした。

私はしばらく気づかないふりをして彼と交際を続けていましたが
一人で夜眠るときに、動悸がとまらなくなったり
喉の奥が詰まるような感覚を覚え
次第に仕事にも行けないような状態になりました。

家から一歩も出られなくなり、食事もとれず
死にたい、死にたい、裏切られた、だれも信じたくない、と
ずっと泣いていました。

その間も彼は私にお金の催促をしてくるだけでした。

私は勤めていた会社を衝動的に辞めてしまい
自殺未遂をしました。
その時男友達が連絡してきて、一命を取り留めました。

変わり果てたぼろぼろの私をみて
男友達が心療内科に連れて行ってくれ、私はうつ病と診断されました。
それからは薬を飲んで寝込む毎日でした。

男友達は私のことを支えてくれました。
「無理しなくていいんだよ、ゆっくり傷をいやしていけばいいんだ」と
いつも言ってくれました。

2年ほど治療をし、私は徐々に回復していきました。
その男友達と交際をするようになり、少しずつ笑顔が出てきました。

今度の春、その人と結婚します。
苦しい時を支えてくれた人があったから、私は病気を克服できたと思います。


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